お湯の記録と評価     熊本県

                    奴留湯温泉  奴留湯共同浴場   

泉  質  単純硫黄泉
施  設  男女別 内湯のみ
電話番号  な し
営業時間  24時間
日帰料金  200円
評  価  ☆☆☆☆☆
2007年10月14日
奴留湯(ぬるゆ)温泉の所在は熊本県阿蘇郡小国町北里2284 

今回の熊本の温泉めぐりで真っ先に訪れた、奴留湯温泉に到着したのは朝6時すぎ。 
大分県九重町に通じる国道387号線からほんの少し入った集落のなかにある共同浴場です。 
奴留湯には温泉宿泊施設は特に存在せず、温泉入浴施設はこの共同浴場が1軒存在するのみです。  
この小国町北里地域は、医学者・細菌学者、北里柴三郎の生誕地であり記念館があります。 

奴留湯の名前の由来はその昔、お殿様が北里に来られた際にお供した奴さん達は、ぬるい湯に長く浸かって旅の疲れを癒したそうです。奴さんを留めたことから「奴留湯」と呼ばれるようになったと言われています。 

外観は新しい建物で共同浴場と呼ぶには実に立派な印象です。 
入口に料金箱があり、各自が入浴料200円をいれます。管理人さんは常駐していません。 
料金箱のところにこんな掲示がありました。 
「小、中学生のみなさんへ 入浴は午後9時までにすませましょう」共同浴場でのこんな文言を見たのは初めて・・・ 

湯量は豊富。湯船から溢れ出たお湯が床一面を流れていきます。 
湯船は2つに仕切られ底には大きな石がゴロゴロと置かれていました。お湯の透明度は抜群、硫黄の香りも心地よく、硫黄成分で床は白くなっています。 
源泉温度が38℃とぬるめなので、10月から5月までは、15:30から21:30までは加温しています。 
この日、早朝に入浴したのでお湯がぬるく、寒いかと心配しましたが、まったく問題なく気持ちよく入浴できました。 
こちらのお湯の感じは和歌山県の勝浦にある湯川温泉「ゆりの山温泉」と泉質、湯温などよく似ていると思いました。
男性浴室と湯船
男性浴室と湯船
女性浴室と湯船
裏にある駐車場には6、7台駐車可。小中学生以外の入浴時間の表示はなし 駐車場の案内