お湯の記録と評価     和歌山県

                  湯の峰温泉  民宿 くらや

泉  質  含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
施  設  男女別 内湯のみ
電話番号  0735−42−0148
宿泊料金  1泊2食 7,150円
日帰料金  日帰り入浴 不可
評  価  ☆☆☆☆☆
2009年 1月10日
民宿 くらやの所在は和歌山県田辺市本宮町湯峯99 

約1800年前に発見されたと云われる湯の峰温泉。 
湯の峰温泉の名前の由来は公衆浴場のすぐ隣にある「東光寺」の薬師如来。 
その薬師如来像の胸のあたりから湯が湧いたと云われており「湯胸薬師(ゆのむねやくし)」と呼ばれました。そのことからいつしか「湯の胸」が「湯の峰」へと変わったそうです。 
熊野詣の湯垢離場(ゆごりば)として、平安時代から多くの人々が湯の峰を訪れ、室町時代には小栗判官が照手姫に助けられ、湯の峰の湯(つぼ湯)に浸かり蘇生したという「小栗判官物語」は有名です。 

湯の峰温泉は1957年(昭和32年)熊野本宮温泉郷の一部として川湯温泉、渡瀬温泉と共に国民保養温泉地に指定されています。 
この湯の峰温泉にて100年の歴史を受け継ぐ民宿くらや。温泉地に来たという旅情を盛り上げるような外観。 
温泉は源泉掛け流し。湯船は大人が2人浸かればいっぱいになる小さな檜風呂。部屋数4部屋の小さな民宿です。 
部屋と廊下を隔てるものは障子だけ、トイレは共同ですが歴史ある湯治場、温泉宿の趣を感じます。 
男性湯船・檜風呂
女性湯船・檜風呂
   
浴室は宿の外にあり、湯の谷川に張り出すような湯小屋 
左「旅館 あずまや」 部屋は2面が窓で湯の峰温泉を一望でき某梅酒メーカーのCMに登場した風情ある部屋   右「旅館 伊せや」
男性湯船 女性浴室
右側が無料の共同駐車場 駐車場の前から見た湯の峰温泉