お湯の記録と評価     青森県

         温泉   蔦温泉旅館         

泉  質  ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
施  設  男女別内湯のみ  内湯・久安の湯は男女時間で入れ替え
T E L  0176−74−2311
宿泊料金  別館宿泊  1泊2食 9;,600円
日帰料金  9:00〜16:00   500円 要確認
評  価  ☆☆☆☆☆
2009年 9月21日
蔦温泉旅館の所在は青森県十和田市奥瀬蔦野湯1番地

久安3年(1147年)には既に湯小屋があったと文献に残る蔦温泉。
名の由来は木に絡む「ツタウルシ」が沢山あったことから、付近に山菜の「ワラビ」が沢山採れる場所があり、その「ワラビ」がアイヌ語では「ツタ」と言われることなどから様々な説があるが、どれが本当であるか定かではないそうです。

明治42年(1909年)共同管理の湯治場から旅館へと形態を変え、数々の増改築を経て現在に至っている蔦温泉旅館はトチ、ブナ、ツタをふんだんに使った木造りの宿。
浴室は2ヶ所。泉響の湯(男女別)と久安の湯(男女時間別利用)。泉響の湯も久安の湯も源泉100%掛け流し、足元湧出です。

本館、別館、西館の宿泊棟からなるブナの原生林に囲まれた一軒宿です。
我々夫婦は別館に宿泊しました。別館へは階段を延々と上がると、別館のロビーに着きます。このロビーで宿帳を記入します。部屋に行くのには更に階段を上がります。この階段は何段あるか後で数えました。階段数は86段もありました。
別館での宿泊は年配の方、足腰の悪い方は避けた方が良いと思います。

余談になりますが・・
吉田拓郎「旅の宿」の歌詞は「蔦温泉」で生まれた詞です。
作詞者の岡本おさみが新婚旅行で蔦温泉旅館に宿泊したときの状況を、歌詞として吉田拓郎に提供したものです。
上の写真は泉響の湯。泉響の湯は男女とも青森ヒバで出来たお風呂。いずれも源泉の上に湯船があり足下から湧き出す
湯船から見た浴場入口 掛け湯 天井部分 男性脱衣所
上の写真は久安の湯。昔は混浴風呂で利用。現在は利用時間を男女別に利用しています。女性21時〜翌8時 男性9時〜20時
 
 久安の湯
本館受付から別館の受付まで上がった段数は86段

十和田湖のシンボル・乙女の像(高村光太郎作)
奥入瀬渓流