酸ヶ湯温泉旅館の所在は青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
酸ヶ湯温泉の発見は800年程前で、江戸時代は津軽藩が管理していたそです。
酸ヶ湯温泉旅館は八甲田山にあり標高約925m。温泉宿としては1軒宿ですが、木造2階建で湯治部と旅館部とあり、いくつもの建物がつながっている大きな宿です。
1954年(昭和29年)には四万温泉・日光湯元温泉と共に国民保養温泉地 第1号に指定されています。
古くから地元の人々の湯治場と親しまれてきたこの宿の名物は「ヒバ千人風呂」。160畳はあるという浴室。天井までの高さが約5mある大空間には柱が1本もありません。木材は青森県産のヒバをふんだんに使用した総ヒバ造り。
乳白色の湯(自家源泉)はこんこんと湧き出し(自然湧出)、今まで湯が途切れたことは一度もないとのこと。
千人風呂には、「熱の湯」・「四分六分」・「滝湯(打たせ湯)」・「冷の湯・2ヶ所」の5つの湯船があり、それぞれ源泉や温度が違います。
8:00~9:00・21:00~22:00は女性専用タイムになっています。混浴もここではごく自然の習わし、老いも若きも男も女も、共に湯浴みを楽しむ大らかな空気が溢れています。ちなみに千人風呂には洗い場はありません。
また、混浴の「千人風呂」とは別に「玉の湯」という浴場もあります。男女別の内湯浴場です。「千人風呂」には洗い場がありませんが、「玉の湯」には洗い場があり体を洗うことができます。
宿泊は値段の高い順番から「イ棟2階」、「イ棟1階」、「「7号館」、「3号館」、「湯治棟(1号館・2号館・5号館・6号館)」となり、少し迷路のようになっています。 |