山鳩湯の住所は奈良県吉野郡川上村入之波。入之波と書いて「しおのは」と読みます。
国道169号線を吉野川沿いに川上村へ走り大迫ダムの堰堤を左折、ダム沿いに約4kmほど走った突き当りで山鳩湯に到着します。入之波には宿は山鳩湯の1軒しかなく、秘湯と呼んでも間違いはないと思います。
この温泉は宿のすぐ横の「ハトの谷」を150メートルまでボーリングしたところ、39.5℃の湯が毎分500Lも湧き出たそうです。
こちらの泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。この源泉を加温も加水もすることなく、もちろん塩素殺菌もせずに、100%掛け流しされています。
浴場に行くには階段を下っていきます。途中には休憩所があります(禁煙・食べ物の持ち込みは不可)
お湯の色は黄土色とオレンジ色の中間ぐらいでしょうか。湯船の底は見えません。初めて訪れた人のなかには、湯船の深さが分からずに、はまってしまう人があるようです。湯船に入るときは注意してください。
(男性湯の撮影は2016年9月5日のものですが、女性湯の撮影は2013年9月1日のものです)
奈良県内で掛け流しの温泉を堪能できるのは、日本国内で一番最初に「掛け流し宣言」を行った十津川温泉郷(湯泉地(とうせんじ)温泉・十津川温泉(下湯・上湯))と、ここの入之波温泉・山鳩湯だけですので貴重な温泉だと思います。
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