お湯の記録と評価 富山県
庄川温泉郷 湯谷温泉
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湯谷温泉の所在は富山県砺波市庄川町湯谷235 富山県庄川沿いに佇む湯谷温泉は、その源泉の掛け流し加減が半端ないことで知られています。 ポンプなど人工的な装置を一切使わず自然の力だけで湧き出ており、その勢いの強さによって浴室の階段部分まで温泉が浸水しています。 またその源泉の投入部分も一見の価値あり、まるで大砲のような形から勢いよく温泉が噴き出しています。 すぐ近くにはかつて東洋一のダムとも呼ばれ、国の登録有形文化財になっている小牧ダムがあります。 富山県には湯谷温泉がもう一ヶ所あるので間違いのないように注意してください。 市街地から国道158号線で約10kmほど。小牧ダムの畔にある宿で、現在は素泊まりと日帰り入浴のみの営業。素泊まりでの料金は1人4500円。 前日に朝8時ごろに到着するので入浴できますか?と電話を入れておいたのですが、実際の到着は7時30分ごろ。まだ早いとは思いつつ玄関で声をかけると、パジャマ姿の女将さんが出て来られ、「昨日は遅くなって、今起きたところなの」と言いながらも快く浴室まで案内してくれました。 小さな脱衣所から浴室の扉を開け数段、石の階段を降りたところが湯船です。洗い場もカランもそして洗面器もなにもありません。何処までが湯船か洗い場かの区別がつきません。すべてお湯で水没しているのです。 湯口は大砲のようなものから温泉が大量に出て(放出?)されています。湯口は男湯と女湯が繋がっていてシイソーのように角度を変えられます。 男湯側で持ち上げると女湯側が沈み、逆に女湯側を持ち上げると男湯側が沈みます。 湯船は3段ほどになっていて一番深いところで120cmほどの深さがあります。こんなに深い湯船に浸かるのは岡山県の真賀温泉の「幕湯」以来です。 お湯の温度は39℃ほど。無色透明、無味無臭、細かい泡が体中をビッシリと覆います。 お湯から上がったあとも汗がなかなか引きません。いずれにしてもこのような温泉は初めての経験です。 |
女性浴室と湯船 |
女性脱衣所 | 男性脱衣所 | 浴室内の仕切り 浴室前はブルーシートで覆われています |
男性浴室と湯船 |
角度を自由に変えられる注ぎ口 |
浴場までは長い階段を降りていきます | 小牧ダムから見た湯谷温泉 |