お湯の記録と評価     群馬県

                   猿ヶ京温泉  猿ヶ京ホテル      

泉  質  カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
施  設  男女別  内湯・露天風呂・サウナ・貸切り風呂
T E L  0278−66−1101
宿泊料金  1泊2食  11,000円 (じゃらん利用 平日料金)
日帰料金 日帰り入浴 1,000円 (13:00〜16:00)
評  価  ☆☆☆☆☆
2012年 6月 1日

猿ヶ京ホテルの所在は群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉1171

昔、お腹を空かせていたところを親切な夫婦に助けられた手の白い猿が、大やけどを負ったその夫婦の子供を治した河原の温泉が猿ヶ京温泉の始まりと言われています。

そして、猿ヶ京温泉の名付け親は上杉謙信と言われています。
上杉謙信が三国峠を越え、この地の温泉に浸かり、眠りについたときに夢を見ました。
その日はちょうど猿の年、猿の月、猿の日。そして謙信の生まれ年も猿年(申年)だったことから、「この地を猿が今日と改める」としたそうで「猿が今日」の文字が変わって「猿ヶ京」と呼ばれるようになったと言われています。

関東と北陸を結ぶ三国街道の要衝として栄えた猿ヶ京の地。江戸時代には関所がありました。
明治時代に入って赤谷川沿いの笹の湯、湯島温泉と呼ばれ湯治場として賑わいを見せていました。
その後、これらの温泉場は昭和33年(1958年)、相俣ダム建設の際に赤谷湖に沈んでしまい、高台に猿ヶ京温泉として生まれ変わりました。

ダム建設が始まる前から源泉を所持していた猿ヶ京ホテルは、赤谷湖ができてから昭和33年に現在の場所に移設。
源泉はホテルから500m程離れた場所にあり、毎分600リットルもの豊富な湯量があるため、他の施設にも分湯し、4つの施設が共同で使用しています。

猿ヶ京ホテルは広々としたエントランス、明るくて開放的なロビーラウンジで、赤谷湖を眺めながらウエルカムドリンクが出されました。
湯船に注がれるお湯はすべて源泉から引かれており、もちろん源泉掛け流しされています。
男女別の内湯、露天風呂は夜8時で交替します。内湯、露天風呂ともに熱湯、ぬる湯の湯船があり猿ヶ京温泉を存分に満喫することができました。
有料で貸切り風呂が2か所ありますが、我々夫婦は内湯、露天風呂で大満足しましたので貸切り風呂の利用はしませんでした。

  内湯:草の湯 大浴場のほぼ真ん中に2つの湯船があり、ひとつはジャグジーになっています
 内湯:草の湯 大浴場のほぼ真ん中に2つの湯船があり、ひとつはジャグジーになっています
 露天風呂:瑠璃の湯 手前:熱湯・奥:ぬる湯
 宿泊したのはツインベッドと6畳の和洋室。部屋からは赤谷湖を眺められる