さかやの所在は長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9329 共同浴場の大湯の隣にあります。
旅館さかやは、明治43年創業の老舗旅館。江戸時代は名前の通り、造り酒屋で現在の主は17代目。
敷地内に自噴する良質な自家源泉(62℃)を活かして宿になったそうです。
鉄筋6階建ての堂々たる構えですが、部屋数は意外と少ない29部屋。大浴場は宮大工の手による伝統的な湯屋造り。
自然湧出の2本の源泉を掛け流し、1日に何度も手作業で湯温を調整、加水なしで3段階の温度の湯に調整。内湯には熱い湯船(44℃)と適温の湯船(42℃)があり、適温の湯船の端には腰湯(40℃)があります。
露天風呂は湯量を絞ってあり、ぬる湯として長く浸かっておれるようにされています。露天部分にはサウナもありました。
貸切り家族風呂の「じょんのび」は予約制ですが無料で利用できます。
部屋とトイレは少々狭いと感じましたが、この料金(15,750円)では大満足でした。
余談ですが、こちらの三男の森徹氏は長野オリンピックのスキー・モーグルの日本代表選手でしたが、オリンピック開催直前に、スキルス性胃がんを発病。オリンピックに出場することなく、25歳という若さで亡くなりました。湯上がり処には、彼の日本代表ブレザーや滑降する写真などが展示されています。
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