お湯の記録と評価     長野県

        中の湯温泉   卜伝の湯           

泉  質  単純温泉
施  設  洞窟風呂
電話番号  0263−95−2341 (中の湯売店)
営業時間  12:00〜17:00 
日帰料金  700円 (30分貸し切り)
評  価  ☆☆☆☆☆
2006年 3月 5日
上高地の入り口、「釜トンネル」のすぐ横、梓川の対岸の崖の上に粗末な小屋が建っています。壁に「秘湯 塚原卜伝の湯」と書かれています。 
中の湯温泉旅館の初代が「塚原卜伝と宮本武蔵の鍋蓋試合」の一説により命名したそうで、塚原卜伝そのものとは関係ないそうです。 
この小屋の所有、管理は「中の湯温泉旅館」が行っています。完全予約貸し切り制で入浴希望の宿泊者は予約時間に合わせて送迎バスが出ていて無料で入れます。 
日帰り入浴でも空き時間があれば外来入浴できます。一人でも数人でも30分の貸し切り制。料金は1人700円。鍵は釜トンネル前の「中の湯売店」で借ります。 

小屋の扉を開けるとすぐに脱衣所になっており、湯船は階段を数段降りた先にあります。温泉成分の凝固作用で自然にできた洞窟を少し改良した薄暗い洞窟風呂です。 
5、6人が浸かれるサイズの湯船。お湯の色は薄緑茶色です。泉質は硫黄に鉄分が混ざる、この辺ではこの卜伝の湯だけの珍しいお湯だと売店のすごく愛想の良いおじさんが教えてくれました。 
この温泉はもちろん掛け流しされており、熱すぎず温すぎずの適温。鉄分を含んでいるのでよく暖まります。 
この小屋の前は何度も通過しているのですが、坂のカーブのところにあり見落としていました。また、この橋のたもとにあった「中の湯温泉旅館」は平成10年に安房峠の中腹に移転しています。