お湯の記録と評価     奈良県

            小処温泉            

泉  質  単純硫黄泉
施  設  男女別 内湯・露天風呂
電話番号  07468−3−0256
営業時間  11:00〜20:00 第2・4火曜日定休
 冬季休業あり
日帰料金  500円
評  価  ☆☆☆
2013年10月19日
小処(こどころ)温泉の所在は奈良県吉野郡上北山村大字小橡665 

国道169号線を上北山村の河合から細い山道を約10km走ると小処温泉に到着します。大台ケ原山麓にある奈良県の秘湯です。 
今回で訪れるのは5度目。猿の群れが山から河原に降りる場面に何度となく遭遇しました。 

平成13年(2001年)8月にリニューアルした建物は、木材をふんだんに使った木の温もりのあるものです。 
浴室へは階段を降りていきます。 
リニューアル前、浴室にあった大きな岩を今回も使っているようで、浴室は道路と川との中間あたりになります。 

今回は男性は内湯が岩風呂、女性が槙の湯船。毎日、男女の入れ替えを行っています。 
岩風呂は15人ほどが浸かれるサイズ。露天風呂は5人ほどが浸かれるサイズです。すぐ目の前を小橡川の清流が流れており森林と渓流を楽しめます。  

源泉温度が低いため加熱しています。硫黄の匂いはお湯の注ぎ口でわずかにする程度です。 
残念ながら、お湯は循環、塩素殺菌をしているようですが、今回は塩素臭を感じることはありませんでした。
男性浴室と湯船
 
男性露天風呂 
女性浴室と湯船
女性浴室と湯船
女性露天風呂
浴室前 湯上り処 食堂 受付前

ラーメン 河
1杯分を2つに分けてくれ、なんとこれが半人前 まぐろ丼
店内はテーブル席が3つ
小処温泉の帰り道に「ラーメン 河」に寄り、念願の塩ラーメンを食べることができました
注文は塩ラーメン1つに、まぐろ丼1つ。ラーメンは私が、まぐろ丼は家内
。 
出てきたラーメンは2杯。注文ミスか?まぁ良いかと思っていると、主人から「ラーメン、一人前を2杯に分けているからね」と声をかけられました。
(上の写真がそのラーメン。本来は1杯のラーメンには煮タマゴもチャーシューも2つ入っています)
依頼もしていないのにこんな配慮をしてくれる店は初めての経験。さりげなく客にあわせた配慮をされることが、この店が人気のある理由なのかも・・
こちらの店主は以前は大阪府堺市宿院で寿司屋を営んでいたそう。まぐろ丼のマグロは寿司職人としての目利きで仕入れたもので、とても美味。
ご主人は奈良県吉野の出身でなく、親類も友人もいない吉野に店を出されたのは数年前。店は飲食業としては常識では考えられない辺鄙なところにあります。
メニュー:塩らーめん 600円 まぐろ丼 500円 とり丼 400円 鉄火巻 200円 新香巻 100円 きゅうり巻 100円 おにぎり 100円
ちなみに、ラーメンは塩ラーメンのみ
住所:奈良県吉野郡吉野町菜摘470  TEL 0746−32−8384  営業時間 11:30〜14:00
店への行き方 : 国道169号を橿原方面から吉野川沿いを北上。左手に「吉野広域行政組合消防本部」を見て、吉野川に架かる橋を渡ったところを右折、約10m程のところに右折する道(本当に狭い道。見落としやすいので要注意)を入り、そのまま狭い道を道なりに約400mほど進むと(左側は吉野川)、右側に「ラーメン 河」があります。途中は本当に狭い道を進みますので細心の注意が必要です。