お湯の記録と評価     長野県

         上林温泉   旅館 山の湯        

泉  質  ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
施  設  家族風呂 (小浴場・大浴場)
電話番号  0269−33−2267
営業時間  12:00〜16:00 (要問い合せ)
日帰料金  330円
評  価  ☆☆☆☆☆
2010年10月29日
山の湯の所在は、長野県下高井郡山ノ内町平穏1426−3

上林温泉には明治34年の開湯のころからの伝統を引き継ぐ5軒の温泉旅館があり、湯量が豊富で透明感の湯質は人気があります。 
標高800mに位置する上林温泉。旅館 山の湯は他の4軒とは少し離れた一番の高所に建つ客室5部屋の小さな宿です。

多くの文人墨客が訪れた上林温泉ですが、「放浪記」で有名になった林芙美子の「花のいのちは短かくて、苦しきことのみ多かりき」の色紙があり、絶筆となった「めし」は山の湯に籠って書かれた。
また、壼井栄もここを定宿とし「二十四の瞳」もここに長期逗留して執筆しており、執筆した部屋は現存しているそうです。

温泉は天然温泉100%、加水、加温、塩素消毒、循環なしの源泉掛け流し。
浴室は家族風呂になっており、鍵をかけて入浴しますので、ゆっくりと入浴でき、他人が入ってくる心配はありません。

湯船のサイズが異なる2つの浴室があり、今回は大きい湯船のある浴室を利用。
浴室中央に4人ほどが浸かれる湯船、その隅に源泉が注がれる枡があるだけのシンプルな造り。
源泉温度は60℃近くあり、湯船での温度はやや熱めの43℃ほど。激熱源泉が絞られて注がれ、加水なしでの源泉100%の掛け流しのお湯を堪能しました。
大浴場
小浴場
 
 帳場の先に階段があります 階段を降りて行くと浴室があります 洗面所の隅にある謎の温泉