お湯の記録と評価 長野県
上林温泉 旅館 山の湯
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山の湯の所在は、長野県下高井郡山ノ内町平穏1426−3 上林温泉には明治34年の開湯のころからの伝統を引き継ぐ5軒の温泉旅館があり、湯量が豊富で透明感の湯質は人気があります。 標高800mに位置する上林温泉。旅館 山の湯は他の4軒とは少し離れた一番の高所に建つ客室5部屋の小さな宿です。 多くの文人墨客が訪れた上林温泉ですが、「放浪記」で有名になった林芙美子の「花のいのちは短かくて、苦しきことのみ多かりき」の色紙があり、絶筆となった「めし」は山の湯に籠って書かれた。 また、壼井栄もここを定宿とし「二十四の瞳」もここに長期逗留して執筆しており、執筆した部屋は現存しているそうです。 温泉は天然温泉100%、加水、加温、塩素消毒、循環なしの源泉掛け流し。 浴室は家族風呂になっており、鍵をかけて入浴しますので、ゆっくりと入浴でき、他人が入ってくる心配はありません。 湯船のサイズが異なる2つの浴室があり、今回は大きい湯船のある浴室を利用。 浴室中央に4人ほどが浸かれる湯船、その隅に源泉が注がれる枡があるだけのシンプルな造り。 源泉温度は60℃近くあり、湯船での温度はやや熱めの43℃ほど。激熱源泉が絞られて注がれ、加水なしでの源泉100%の掛け流しのお湯を堪能しました。 |
大浴場 |
小浴場 |
帳場の先に階段があります | 階段を降りて行くと浴室があります | 洗面所の隅にある謎の温泉 |