湯元館の所在は岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯107番4
平湯温泉は中部山岳国立公園 乗鞍山麓にあり、奥飛騨の中でも歴史のある温泉です。
信濃の国で上杉謙信との戦いを続ける中、老いた白猿に導かれた武田信玄勢がこの温泉で傷を癒したとも伝えられています。
湯元館は素朴な宿です。落ち着いた感じのご夫婦とそのお父さんの3人で営まれており、部屋数18室。部屋のトイレはウォシュレット。
お風呂は男女別内湯と併設された露天風呂。別棟にある貸し切り露天風呂が3ヶ所あり、すべて源泉掛け流しされていますが、源泉温度が80℃と高いため谷水にて加水しています。
利用時間は午後3時から翌午前9時まで。3つある貸し切り露天風呂は空いていれば、内鍵にて自由に入ることができ無料で利用できます。
夕食に飛騨牛のステーキ、鮎の塩焼き、鯉の洗いが出されましたが、鯉の洗いは酢味噌でなく、醤油とワサビで食べるようになっています。今まで宿泊した宿では、鯉の洗いはすべて酢味噌で出されていましたが、醤油で食べたのは初めて。こちらの宿では清流で養殖した鯉なので、酢味噌でなく敢えて醤油で出されているそうです。鯉の洗いがあまり好きでない私は、初めて鯉の洗いを美味しいと思いました。
お風呂も部屋も思いのほか広く、ゆっくりでき平湯温泉でお気に入りの宿となりました。
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