お湯の記録と評価 岡山県
郷緑温泉 郷緑温泉館
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郷緑(ごうろく)温泉館の所在は岡山県真庭市本庄712 明治時代に建てられた秘湯の風情漂う一軒宿 郷緑温泉は湯原温泉郷のひとつです。湯原温泉郷のなかでも足下湧出の源泉を持っているのは、湯原温泉の砂湯と真賀温泉の幕湯、そしてこちらの郷緑温泉だけです。 真賀温泉から湯原温泉へ向かう途中、国道313号から左折して約2kmほどのところに郷緑温泉はあります。 山腹の竹林を背景に石段を登りつめると急傾斜の三角屋根と白壁が現れます。一見、武家屋敷のような建物で鄙びた感じがします。 さて、お湯ですが湯船の底の岩盤からプクプクと泡が上がってくる自然湧出。 浴室に入って奥が34℃の源泉掛け流し。手前が41℃ほどに加温されたものです。 源泉湯船の底の岩盤は斜めに亀裂が走っていて、かなり深くからプクプクと源泉が湧出しています。この岩のところに腰を掛けて浸かることは出来ず立ち湯になります。 入浴時間が30分の貸切り制なので物足りなくもっと浸かっていたいものですが・・透き通った足元湧出のお湯は最高です。 ここの主人は冬場には狩猟もやり、獲物が夕食を飾ることもあるようです。 ちなみに、ここ郷緑館では猪はボタン鍋でなくすき焼きで食べるそうです。脂の乗った猪をボタン鍋にするのはもったいないと話されていました。また、豊富な温泉を利用してスッポンの養殖も行っており、最近はスッポン料理を目的に来るお客さんも多いそうです。 |
手前が掛け流しの34℃の源泉湯船 | 足下湧出の源泉100% | 右側が41℃ほどに加温された湯船 |
スッポンの養殖池 |
昨日、撃ってきた猪を処理されていました。宿の夕食に「すき焼き」で出されるとの事。一晩、腹に雪を詰めそれから処理するとのこと。2005年12月24日撮影 | |||