湯元 孫九郎の所在は岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地1005
奥飛騨温泉郷は平湯川、高原川沿いにある平湯温泉、新平湯温泉、福地温泉と蒲田川沿いにある栃尾温泉、新穂高温泉の総称です。有数の湯量を誇り、ほとんどの宿が露天風呂を有し、その露天風呂の数は日本一です。
福地温泉は平安時代に村上天皇がここで療養したという伝承、また、平家落人伝説も残っている温泉地。
標高は950mほど。民芸調の宿が多く、囲炉裏の似合う温泉地です。ちなみに福地温泉の呼称は「ふくち」でも「ふくじ」でもよいそうです。
元湯 孫九郎は自家源泉を4本所有し、加水、加温、塩素殺菌なしの源泉100%掛け流しに拘った宿です。
内湯と露天風呂に注がれる源泉は異なるようで湯の色が違います。福地温泉で内湯と露天風呂の色が違う宿は他にないと思います。また、内湯、露天風呂とも貸切り家族風呂があり、どちらも無料、予約なしで利用できます。
宿の建物は築180年の養蚕農家を移築したもので玄関からして重厚で格式を感じました。中に入ると高い天井に太い梁。いい雰囲気です。
食事は朝、夕とも囲炉裏を囲んで食しますが、腰痛持ちの私には少し苦痛だったのでテーブル席があれば良いと感じました。 |