お湯の記録と評価 長野県
毒沢温泉 沢乃湯
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沢乃湯の所在は、長野県諏訪郡下諏訪町星が丘7075 諏訪大社下社秋宮前を通る国道142号線を北上、和田峠に向かって行くと毒沢鉱泉はあります。 毒沢鉱泉には現在3軒の宿(沢乃湯、神乃湯、宮乃湯)がある小さな温泉です。 以前、沢乃湯は国民宿舎として営業していましたが、現在は日帰り入浴のみの営業をされているようです。 浴室へ向かう廊下に以下の文章が「御案内」と手書きされていたので紹介します。 信玄隠し霊泉の源泉は、標高800米の内山地籍より湧出しています。信玄が金鉱採掘の際、ケガ人をこの湯に入れ治療したものです。 飲用、浴用、外用にと3拍子揃い比類なき神秘の薬水の所在を隠すため毒沢(どくざわ)の地名をつけたと云われています。 生活習慣病の予防や血液浄化の大役を司る鉄Vイオン(Fe3+)の含有量は驚異的な数値で全国一位です。 浴槽内は勿論、源泉100%、分析表(注)の通り強力な殺菌力と収斂作用を持っています。完全無菌は一般の単純泉では考えられないことです。安心してご入浴出来るのが誇りです。 また、横に書かれた「入浴心得」には以下のことが書かれていました。 毒沢(どくざわ)温泉は鉄(U)アルミニウム硫酸塩を主成分とした強酸性(PH2.6)で収斂作用と殺菌力を持っています。 建物の内部は旅館だった面影がありますが、少々老朽化が進んでいます。 浴室は男女別で内湯が一つあるだけで露天風呂はありません。湯船は3人が浸かれるサイズ。簡単な洗い場があり、浴室内の床は温泉成分により全体が黄土色に変色しています。 毒沢鉱泉のなかで最も鄙びた施設ですが、地元の人たちも日帰りでの入浴を楽しんでいるようです。 |
男性浴室と湯船 |
女性浴室と湯船 |
休憩所 | 浴室前 | 帳場前 |
諏訪大社下社秋宮 | ||