竹瓦温泉の所在は大分県別府市元町16ー23
別府には別府温泉・浜脇温泉・観海寺温泉・鉄輪温泉・明礬温泉・柴石温泉・亀川温泉・堀田温泉の別府八湯と呼ばれる温泉がありますが、市内各地に数百ある温泉の源泉数、湧出量ともに日本一です。ちなみに別府温泉と呼ばれるのは別府市中心部にある温泉街の名称です。
竹瓦温泉は市営の共同浴場ですが、明治12年(1879年)に創設され当初は竹屋根葺きの浴場でした。その後、改築されたものが瓦葺きであったので、竹瓦温泉の名称になりました。
現在の建物は昭和13年(1938年)に建設されたもので、正面は唐破風の屋根、これに母屋造りや寄棟造りなど組み合わされた木造2階建てのものです。2階は90畳の大広間。かつては湯治客の休憩所として使用されていましたが、現在は公民館になっています。
竹瓦温泉には「砂湯」と「普通浴」がありますが、特に砂湯は公営の温泉としては非常に珍しい存在です。
内部も外観同様にレトロ感がたっぷり。入口を入ると磨き込まれた床の休憩所。入口の右が普通浴、左が砂湯の浴室になっています。泉質は男性と女性で少し違うようです。
今回、砂湯に入らず、普通浴にしか入りませんでしたが、この普通浴の料金が100円。この料金の安さにも驚きました。 |