お湯の記録と評価 静岡県
熱海温泉 日航亭 大湯
|
---|
日航亭大湯の所在は静岡県熱海市上宿町5−26 熱海温泉の代表的な源泉で、約1200年以上前、平城の時代に噴出した温泉。 現在でも、大湯敷地内を10m掘ると80℃の温泉が湧きだします。1日の湧出量は1日8万リットル、源泉2本、採集地98.2℃ 大湯は徳川家康も大のお気に入りだったようで、お忍びで何度も湯治に来たことが文献に残されています。 家康は桶で「大湯」を江戸まで運ばせたり、京都の大名にお見舞い品として届けたりしています。 日航亭の歴史は明治33年、大湯温泉本館として建てられ、熱海温泉では「起雲閣」と並ぶ歴史的建造物です。 愛媛県松山の道後温泉本館をモデルにスケールダウンし2階建てにしました。愛媛松山の道後温泉本館、大分別府の竹瓦温泉と並び今なお現役で入浴出来る文化遺産の一つとなっています。 昭和29年、日本航空がこの宿を買収し保養所としていましたが、施設老朽化から競売にかけられ、現在は日帰り温泉として営業しています。日本航空とは今は何の関係もないのですが、「日航亭」という名称は当時の名残だそうです。 有料ロッカーとして、靴用ロッカー、休憩所前に貴重品ロッカー、脱衣所内に少し大きめのコインロッカーがあり、いずれも100円で利用できますが、すべて100円は戻ってこないタイプです。尚、靴置き場、脱衣所には籠があり、こちらは無料です。 注がれる温泉はすべて源泉掛け流し。入浴料金1000円は少し高いように思いますが、熱海温泉の素晴らしさを堪能できる日帰り施設だと思います。 2年ほど前までは、空いていれば家族風呂が無料で利用できたのですが今は家族風呂の利用はできません。 |
内湯浴室と湯船(日替わり男女交替) |
露天風呂(日替わり男女交替) |
脱衣所 | 休憩所 | 受付横の休憩所 | 営業時間変更 |
湯前神社 | 湯前神社にあるクスノキ |
日航亭のすぐ近くにある大湯間歇泉の史跡。昭和37年に復旧工事が行われ現在は4分ごとに3分間噴出しています |
熱海の朝日 | 寛一、お宮の像 | 熱海の海岸通りメインストリート |
熱海温泉全景の一部 |